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良質な睡眠こそアンチエイジング

ベッド

心身をリラックスさせることが鍵

良質な睡眠と耳にして、果たして皆さんはどのようなイメージを思い浮かべられるでしょうか?
王女様が眠るような大きくふわふわのベッドと、完璧に空調が行き届いた空間で、仄かなアロマの香りに包まれてスヤスヤ・・・それも間違いではありませんが、これは「良質な就寝環境」でしょう。
私達は睡眠を奪われてしまうと、健全に生命を維持する事は出来ず、私達人間のみならず、生命体にとって不可欠な行為なのが睡眠です。
ならば自ずとここで言うところの「良質」が指す意味が見えてくる事でしょう。

理想的な睡眠は、決まった時間に就寝し、個人個人に適した十分な睡眠時間を通して熟睡から、決まった起床時間に快適に目覚めるという生活サイクルです。
私達の身体の細胞や臓器の中には、睡眠中に最も活発に活動する部位が少なくありません。
例えば髪の毛や腸内調整などは、日付変更線を挟んだ前後数時間に最も活発にその活動が為されます。
私達の身体は、24時間サイクルで自転を続ける地球のそれと、密接に関係した動きを見せる事を、まずはしっかりと踏まえておきましょう。

過度に身体のみがクタクタに疲れていて、寝床に辿り着く前に爆睡してしまった、そんな経験を誰もがお持ちでしょう。
「深い眠り」という点では、翌朝パッチリ目覚めて「ああ、良く寝た」と爽快に翌日をスタート出来るかも知れませんが、視点をアンチエイジングに向けた場合、必ずしもそれは褒められた睡眠とは言えません。
アンチエイジング効果を確実に体感出来る睡眠時間を確保するには、就寝前のお肌の手入れなど、睡眠時に身体の疲れや老化が改善出来る環境を整えなければなりません。
また就寝直前の飲酒や飲食から、お腹一杯ほろ酔い気分で眠りに落ちる流れも、当人は気分が良いでしょうが、アンチエイジング効果からすれば「最悪」と言っても過言ではない行為です。

確かに忙しい毎日を生きる中、思い通りに睡眠時間が確保出来ず、変則的な生活を余儀なくされてしまうケースの回避が難しいのも現状です。
それでも就寝前の入浴からストレッチや、正しい化粧落とし、直前の暴飲暴食を控える事は、毎日の僅かな心掛けで十分実践が可能です。
アンチエイジング効果が得られる良質な睡眠、それは心身リラックスした状態で、静かに且つスムーズに眠りに落ちる事が出来る、そんな「おやすみなさい」が届けてくれる睡眠なのです。

睡眠環境を整える

また精神的なストレスの蓄積が安眠を妨げる事も、既に皆さんご存知の通り。
睡眠効果が得られる薬品を用いる行為は、それだけで良質な睡眠とは真逆な行為であり、常用もしくは時折の服用を習慣とされている方は、焦らず少しずつそれらと離れた睡眠を心掛けてください。
睡眠は私達が心身最もリラックス出来る行為であり、あくまで自然体である事が大前提なのです。

そのためには、冒頭で紹介したような睡眠環境を整えることも効果的です。
体温調整が上手くできなければ質のいい睡眠をとることができないので、体温調整に支障が出ないよう、環境で調整する必要があります。
冷え性の方はお風呂に入った後、体が冷える前にすぐ布団に入るようにしたり、湯たんぽや電気毛布を使って体を冷えから守る必要があります。

寝具を買い替える

環境改善が目的なのであれば、使っている寝具を買い替えてみてもいいでしょう。
寝具は毎日使うものなので、やはり使っているうちに弾力がなくなってきたり匂いが気になったり・・・。
ちょっとしたことが原因で良質な睡眠を妨げられてはいけませんよね。

中でも、冬の時期に大活躍する羽毛ふとんを買い替えるだけでも睡眠環境は改善できるでしょう。
なぜならば、良質な羽毛ふとんに変えるだけで眠るときの暖かさが違いますし、良質な眠りにつくためには体温調節も大切だからです。

健康や美容を考えるのであれば、こうしたことも考慮してアンチエイジングケアに注力したいですね。